『認知バイアス』 心理学用語

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皆さんは『認知バイアス』という言葉を聞いたことはありませんか?

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感で外の状況を感知し、その情報を脳に送られ判断、解釈すること『認知』といいます。

バイアスとは、『偏見』『先入観』『偏り』という意味で、英語で『bias』と表記します。

簡単に言えば『思い込み』のことです。

事実をそのまま受け止めようとせず、事実を都合よく捻じ曲げてとらえ、客観的に見て合理的ではない判断をしてしまうことを『認知バイアス』といいます。

 

よく、「A型は几帳面」「末っ子は甘えん坊」といわれるが、すべての人に当てはまるわけではないことは誰もがわかっている。

しかし、それでも思い込みを通して物事を見てしまうものだ。

大雑把なA型を見ると例外だと思い、几帳面なA型を見ると「やっぱりそうだ」と納得する。

これを『確証バイアス』という。

 

学校の参観日や学芸会などで「私の子が一番」と思ったり

同じようなスペック製品の中でも「自社の製品の方が優れている」と思うことを

『内集団バイアス』(身内びいき)という。

外集団の者より内集団の者に対して好意的な認知・感情・行動を示す傾向であり、評価を高くし、優遇する。という認知の在り方

 

日常を過ごす中で人は様々な事を考え、判断しています。

しかし、状況すべてに強く反応していると、心理ストレスで心が疲労してしまいますよね?

そのため、ある程度の範囲は正常なものとして考えるもの、過度に不安にならないための機能、防御作用

それを『正常性バイアス』という。

地震や津波、非日常の事態、危険な状況下でも「自分に被害はない」「まだ大丈夫」と思いたがるのです。

 

経験が豊富であると、情報判断する上で過去の経験が大きな影響を及ぼします。

この時、過去の経験と現在の状況が違えば、判断を誤らせ大きな失敗や事故を起こしてしまう。

何度も登った山でも、道に迷ってしまう。

「自分には経験がある」と思い込み失敗してしまうことを 

『ベテランバイアス』という。

 

 

『認知バイアス』は、人生において絶対知っておいた方が良い法則です。

冷静な状況判断、客観的に自分や他人を見ることができます。

そして、自分にも『認知バイアス』(思考の偏り)があると『気づく』ことができるでしょう。

その、『気づく』ことが大事なのです。

 

 

 

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