『ラベリング効果』 レッテルを貼り意のままに操る 

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『ラベリング効果』とは、「君って○○だよね」と根拠がないのに、固定概念・先入観だけで決めつけ、他人の心や行動に影響を与えるという心理効果です。

ラベリングのラベル(Label)とは商品などに貼るラベルですが、心理学では比喩的な意味で使われ、「レッテルを貼る」という意味で使われ、ラベリングをすることにより、相手はそのラベルに沿った行動をとってしまうという効果です。

 

実際に行われた、選挙の投票率を高める実験で、一つのグループには「あなたは、政治に対し意識の高い人」とラベリングし、もう一方のグループには「政治に対しての意識は平均的な人」とラベリングしました。

すると、「意識の高い人」と『ラベリング』されたグループの方が良い市民だと考えるようになり、選挙に行く可能性が15%も高くなったのです。

 

この『ラベリング効果』は人を思い通りに動かしたい時にとても効果的な技です。

 

子育て中の親は子供に「勉強熱心だね」「早寝早起きだね」などの言葉をたくさんかけてみましょう。子供は本当にその言葉通りの行動をとるようになります。

ビジネスの現場において、部下や同僚のやる気を上げることも簡単です。

「仕事が早いね」「気配りができる」などの『ラベリング』することにより、無意識に暗示がかかり実際に仕事が早くなったり、気配りができるようになるのです。

 

相手に『ラベリング』する際のポイントとしては、相手の性格や身体的特徴をほめるのではなく、相手の『行動』をほめることです。

 

 

 

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