ADHD (注意欠如・多動性障害)

どうも、takopa(たこぱ)です。

今回は、発達障害のひとつ「ADHD」をご紹介します。

発達障害の研究や世間の認知が進んだことで近年はADHDという言葉を聞く機会も多いのではないでしょうか?

 

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【ADHDとは?】

ADHDは、「注意欠如・多動性障害」とも呼ばれ、不注意(集中力がない)・多動性(落ち着きがない)・衝動性(思いついたら行動してしまう)の3つの特性があると言われています。

ADHDは子供の約5%、成人の約3%に生じると言われ男子の発症が圧倒的に多く、その時期は6~7歳と言われています。症状は子供のころから現れ、大人になってから発症することはありません。

しかし症状が軽い場合、子供のころは「少し落ち着きがないが普通の子」として見過ごされることもあるため、近年では大人になってから気づく人も増えてきています。

大人になると、就職や結婚など行動範囲や人間関係が複雑になっていきます。

それらに対処しきれなくなった時に問題が表面化され、職場で生きずらさを感じる人も多くなってきています。

ADHDは、行動等をコントロールしている神経系に原因がある脳の機能障害、前頭葉の発達不全であるともいわれていますが、未だ明らかになってはいません。

発達段階においては多動は普通に見られることもあり、ほかの障害と区別する必要があります。

年齢が上がるにつれ沈着化していきますが、二次障害としての学習の障害や不適応も問題になっており、不登校や非行に走るケースも見られます。

 

【ADHDの子供によくみられる症状】

・落ち着きがなく注意を持続することが困難である

・ルールを守ることが難しい

・言ったことは理解できるが、従うことが難しい

・忘れ物をしやすい

・気が散りやすく集中力がない

・約束を守るのが困難

・片付けが苦手

・順番を待つのが困難

 

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【ADHDの治療】

ADHDを持つ子供は学業不振や対人関係で悩むだけでなく、気分が落ち込んだり、不安感をコントロールできなくなったりなど、心の症状を合併することもあります。

アセスメントとしてよく利用されるのが、知能検査や脳検査です。

脳検査は脳の客観的な状態がわかるので、近年では注目を浴びています。

治療法としては、医師による薬の投与、臨床心理士によるカウンセリングや知能検査によるアセスメントと介入方針の提案、家族のサポートなどがあり、様々な人の協力を得ることになります。

 

まとめ

ADHDの人の特性は、適応のしにくさではありますが、視点を変えることにより、長所として捉えることもできます。

例えば、「おしゃべりが過ぎる」→積極的にコミュニケーションをとる

「物事をやり遂げることが困難」→切り替えが早い

など特性をポジティブな面と捉え、理解し、日々の生活や仕事が少しでも楽になるように工夫してみましょう。

また、少しづつ成功体験を積み上げていくことで、自分なりの対処方法を見つけていくことも大切です。

 

 

 

 

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